「陽気なギャングが地球を回す」祥伝社文庫
伊坂幸太郎
第一章 悪党たちは下見のあとで、銀行を襲う
第二章 悪党たちは反省を行い、死体を見つける
第三章 悪党たちは映画館の話をし、暴力をふるう
第四章 悪党たちは作戦を練り、裏をかかれる
新書刊行時あとがき
解説
嘘を見破る名人、口の達者な男、スリの天才に、正確な体内時計を持つ女。
この四人は、誰も傷つけない、誇りを持った銀行強盗だった。
しかしある時、銀行を襲うことに成功して逃走する際に、別の強盗事件の犯人に現金を横取りされてしまった!
四人は再び邂逅し、横取りの犯人から、それを取り戻す計画を練るのだが……
正直、恐れ入った。
メインとなる四人のキャラクター(嘘を見破る名人、口の達者な男、スリの天才、正確な体内時計を持つ女)は一人一人おもしろく、彼らのやり取りを見ているだけで楽しい。
更に物語もよく作り込まれていて、伏線にはまったく気づけなかった。妙に思うことすら無かった。
様々な伏線が絡まり合って成り立っている作品にも関わらず、その全ての伏線に気づくことがなかった。
本当に最後は驚いたし、とても面白かった。
「死神の精度」以来の、伊坂作品の当たりです。
「最上の命医 6」少年サンデーコミックス
[取材・原作]入江謙三 橋口たかし
表紙は、西條命、桐生奠。
第45話 重要な試練
第46話 必死になる
第47話 平の疑い
第48話 クーデター
第49話 宗像の企み
第50話 職業柄
第51話 悪を救うモノ
第52話 どんなときでも
第53話 野口の決意
第54話 副院長の策
最上の命医としての最有力候補となっている西條命。
しかし理事長は命を信用しきれずに、本人には秘密である試験を課す。
そして更に命の元に訪れる、多くの闇。
果たして最強の医者・命の行く末は、どうなるのか……?
すげぇ面白かった。
ありえないような天才の快進撃は、見ていてとても楽しいです。
同じ天才外科医のブラック・ジャックでは、失敗もよく見られます。
しかし命はほとんど失敗することなく、まるで神のように患者達を助け、命を貶めようとする連中を退治してしまう。
これはもはや素晴らしい、としか言いようがない。
濃厚な人間ドラマもあり、尚かつ医療漫画としての根本も忘れない。
素晴らしい漫画ですよ、これ。
……まあ、文字が細かくて、読むのが大変というのがありますけど。
「ハヤテのごとく! 20」少年サンデーコミックス
畑健二郎
表紙は、西沢歩、桂ヒナギク、マリア、三千院ナギ、鷺ノ宮伊澄。
第1話「回るルーレットに必勝法はない。回らないならある」
第2話「博打は勝たないと色々大変」
第3話「限定グッズは作る方も実は大変」
第4話「それはキスの記憶」
第5話「RADICAL DREAMERS;REAL SIDE」
第6話「あの星に願うように、祈るように」
第7話「トライアングラーをさらに倍プッシュだ」
第8話「神話への扉」
第9話「ミコノス迷宮組曲」
第10話「迷宮の封印」
第11話「恋愛迷宮」
橘家の親子対決INラスベガスにも、いよいよ決着の時が。
勝って日本に残るか、それとも負けて異国の地へと行くのか、果たしてワタルの運命は……?
一方で三千院家の面々も、エーゲ海へといざ出陣!(クラウスはお留守番)
同じくエーゲ海へと旅行に来ていたヒナギク&西沢さん&生徒会三人娘と合流するも、また新たなトラブルの予感が!?
アニメより完全にコミックス派、です。
ラスベガス編は割とあっさり終わってしまったけど、バニーサキさんが見れたのは良かった。
そして唯一日本に残ってしまったハルさんこと千桜も、一話だけ登場。やっぱり千桜はナギといっぱい絡んで欲しいなぁ〜。
コミックス4巻の番外編(アニメ一期でいう最終回)の補完っぽい話もあって、良かったです。
今回は西沢さんと泉が可愛かった。
というかやっぱりハヤテって、魅力的なキャラクターが多すぎるな。
そしてその全員が攻略対象というハヤテって、どんなギャルゲ主人公?
次回は水着回!?
予告を見るに、理沙が良かったかなぁ。
……ああ、ここまで来ると、次回は完全に千桜の出番は無いだろう……。
せめて、おまけ漫画には出番があってくれ! というかむしろ、何らかの事件に巻き込まれて、エーゲ海に来い!
「Kanon 〜雪の少女〜」VA文庫
清水マリコ 原作・Key イラスト・樋上いたる
表紙は、水瀬名雪。
プロローグ
第1章 編入初日
第2章 猫が好き
第3章 ふたりきり
第4章 雪うさぎ
第5章 贈り物
第6章 心ひらいて
エピローグ
両親の仕事の都合で、子供の頃によく訪れていた北国の街へと引っ越してきた祐一。
彼は何故か、その頃のこの街での記憶を失っていた。
居候先である親戚の水瀬家には、7年ぶりに再会する女の子、水瀬名雪がいた。
彼女との交流を深めていくうちに祐一は、自身の記憶が少しずつ開かれていくのを感じていた……
友人ですごく好きな人がいて、ずっと気になっていました。
なんか文庫化されていたので、買いました。
文庫版は全年齢対応版でした。
祐一は杉田智和さんですか?
ストーリーはけっこう面白かったです。
ギャグも面白くて、後半のシリアスなストーリーも良かった。
ただ、もう少し文章に重みがあっても良かったかな、とは思います。
結構淡々と物語が進んでいく感は否めませんでした。
……いや、面白かったんだけどね?
1日で読み終えたんですけどね。
ここからまた全5作品、ゆっくり読んでいきたいです。
「血吸村へようこそ」電撃文庫
阿智太郎 イラスト・あらきかなお
表紙は、高村直樹、川澄季代実、利根崎智衣。
第一話 血吸村へようこそ
第二話 血吸牧場へいらっしゃい
第三話 開催! 吸血鬼マラソン大会!
あとがき
父親の手によって半ば無理矢理に治水村へと引っ越してきた、高村直樹。
最初は急すぎる転校を嫌に思っていたが、徐々にその想いは薄れていった。
なぜなら彼の周囲には、おもしろいほどに美少女たちが集まってくるからだ。
ボーイッシュな同級生に、元気で陽気な下級生、とってもタカビーな生徒会長、おっとり系の先輩……
人生初のモテ期を迎えていた直樹は、治水村の伝統的なお祭り「夕月祭」に参加することになったのだが……
ここんとこ、阿智太郎をよく読んでます。
そういえば阿智さんのデビュー作は「僕の血を吸わないで」と、今作同様に吸血モノでした。
文体とか雰囲気は代わっていないけど、やっぱり面白かったです。
「僕の血を吸わないで」よりかは、キャラクターの魅力がグッと上がっているかな?
文章はそこまで巧くないのだけれど、ギャグなんだけどちょっと胸に来るような物語がそれを補っています。
キャラクターでは、個人的に季代実と綾菜が好きです。