夜空の日記
『夜空の日記』といっても天体観測をする日記ではありません。 漫画や小説(ラノベ)やアニメについて色々書いたり書かなかったり。
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みくるちゃん観察日記(2011.1.27)
テストもレポートも終わったので、みくるちゃんとデート。

しかし年が明けてもレポートを出してもテストが終わっても、僕らの金欠に変わりは無いので、いつもの通りの近場デートプランである。
夜景の見えるレストランじゃなきゃや! とか 最近話題の日本中が泣いた的なラブロマンス超大作の映画が観たい! とか言わない人がデートの相手であり、「あなたといっしょにいられるなら、別にどこでもいいですよ」とまで言わせてしまうあたり、むしろ自らのあまりの甲斐性の無さに哀しくなってくるが、俺の嘆く顔はあまりお好きでないと見えてみくるちゃんもちょっと眉間にシワが寄っちゃったりして、彼女にそんな顔をさせるのも心苦しいから、笑顔を見せる。
するとみくるちゃんも笑う。
笑顔は連鎖するのか、微笑み合う俺たちを見て、通りすがりのおばさまもにこやかに笑んだ。
通りすがったのが男子高校生だったら、嫌そうな顔をするのだろうが。




俺という人間は、自分で言うのもなんだが、人間ができていない。
精神的に脆く、現実的な重い話からは、常に逃げている。

「2人の将来」という話からも、逃げている。

考えるべきことのはずなのに、俺はみくるちゃんからその話題が出る度に、適当にかわしてきた。

まったく。

これだから、だめなんだ。俺は。

みくるちゃんは寂しそうに微笑んで、そして、何も言わなかった。
俺も、何も言えなかった。
だって俺は、まだ学生だから。
みくるちゃんだって、まだあと一年、学生をやるんだから。

一年先の自分が何をしてるかすら、わからないというのに――
将来のことなんて、考えてられるか。

やがて話は、「魔法少女まどか☆マギカ」についてへと、移っていった。

でも、頭の片隅で思うのは。

いつかの遠い未来に、成長した俺とみくるちゃんが。
並んで幸せそうに微笑んでいたならば、それだけでいいんだ。

そんな漠然とした未来予想図は、2人の会話の渦の中に巻き込まれ、頭の中で霧散した。
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