夜空の日記
『夜空の日記』といっても天体観測をする日記ではありません。 漫画や小説(ラノベ)やアニメについて色々書いたり書かなかったり。
クダンの話をしましょうか
クダンの話をしましょうか (MF文庫J)クダンの話をしましょうか (MF文庫J)
(2007/10)
内山 靖二郎

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「クダンの話をしましょうか」MF文庫J
内山靖二郎   イラスト・朝未

表紙は、神楽九クダン、バク。

序章
第一幕 ひとりぼっちのヌエ
幕間 モンブランとクダン
第二幕 天然甘党影法師
幕間 ニーソックスとクダン
第三幕 なりすましドッペルゲンガー
終幕



少女の名はクダン。その正体は、件(くだん)。
件とは人間に対して災いを予言をし、そして自分自身は死ぬという存在。
彼女はそんな自分の宿命から逃れるために、“鵺”と呼ばれる正体も分からぬものを探していた。
クダンの予言を巡る、少女たちの出会いと別れを描く物語。



正直言おう。俺は好きだ。

第一幕を読んだ段階では、「あぁ、要するに『しにがみのバラッド。』みたいなものだろ?」と思っていました。
ある人外の存在と、その存在が関わった人間の成長とか云々とかを描く、短編連作みたいなものかと。
ですが読み進めていくうちに、その考えは少し違うことが分かりました。
ただの短編連作かと思ったら、実は三つの話がそれぞれ関わっていて、短編だけではなくこの一冊で一つの物語も形成しているのです。

本編は割とシリアスな物語が続く反面、幕間ではコメディが多くてメリハリがあるのも良かった。

そしてクダンという存在に与えられてしまった、“予言”による宿命。
これがまた哀しくて、何よりも「終幕」が哀しい。泣きました。ごめん、嘘です。
「終幕」があってこそ、この本全体が引き立ち、全て読み終えたからこそ、「序幕」が感動する。

個人的な感想としては、面白かったです。



MF文庫Jといえば、「ゼロの使い魔」をはじめとして「神様家族」「かのこん」のようなアニメ化もされた人気作を排出するレーベル。
それ以外でも今後アニメ化の予定では「聖剣の刀鍛冶」とか「あそびにいくヨ!」「けんぷファー」などがあります。
ですが私は若干電撃文庫党なところがあるので、このレーベルの作品を読んだことがなかったのです。
本屋でもこの緑の背表紙はあまり見かけないことが多いし。

ですが初めて読んだこの作品は、凄く良かったですね。買ったのは古本屋だけど。105円で。激安。
二巻も買いたいと思います。ちゃんとした本屋で。
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コメント
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そういえば、さっき。見た目が美少女なのに一人称がボクやあたしではなくワシで爺口調の子を見たの。
この子可愛くて。
それはさておき、クダン。結構面白そうね。あたしも読んでみたいなと思うよ。
あたしの書いている小説。ややネタ切れなんだよね。火山の描写とかきつい所。
では、失礼します。
2009/05/03(日) 18:23:42 | URL | by高坂桐乃 (#JczTfEdk) [ 編集]
見た目が美少女で、一人称がワシ……木下秀吉(バカとテストと……)?

クダンは結構面白いですよ。
個人的にはお勧めのライトノベルです。
2009/05/04(月) 13:16:20 | URL | by星野流人 (#zxJvsWF.) [ 編集]

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