夜空の日記
『夜空の日記』といっても天体観測をする日記ではありません。 漫画や小説(ラノベ)やアニメについて色々書いたり書かなかったり。
アヒルと鴨のコインロッカー
アヒルと鴨のコインロッカー (創元推理文庫)アヒルと鴨のコインロッカー (創元推理文庫)
(2006/12/21)
伊坂 幸太郎

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「アヒルと鴨のコインロッカー」創元推理文庫
伊坂幸太郎



大学入学のために引っ越してきたアパートで、最初に出会った隣室の男。
彼は初対面のはずなのに、いきなり「一緒に本屋を襲わないか」と持ちかけてきた。
そんな馬鹿な!?と思い、もちろん断るはずだった。
しかし何故か今、自分はモデルガンを手に書店の裏口に立っていた。

二年前。女と、男と、ブータン人による物語があった。
ずっと前に終わったはずのその物語は、彼らの中ではまだ終わってはいなかった。
僕はその物語の最後の最後で、その物語に巻き込まれていくこととなる……




ブックオフで350円。安かったです。
内容ももちろん面白かった。これだったら定価で買っていても、損をしたとは思わなかったと思う。

物語は大学入学を期に引っ越してきた学生・椎名を語り部とした「現在」と、ブータン人の恋人と同棲中のペットショップ店員・琴美を語り部とする「二年前」の二つのパートを交互に展開していくもの。
現在と二年前の物語を同時展開することにより、徐々に分かってくる物語の全体像。
そして緊張感の続く「二年前」は、とてもハラハラしながら読み進めていきました。

キャラクターも一人一人個性があって良かった。
主人公の椎名は影が薄いけれども……隣人の河崎、二年前の主人公琴美、ブータン人のドルジ、ペットショップ店員麗子さん……。
私は河崎の飄々とした態度が好きです。琴美やドルジとのやり取りも面白くて好きですが。



ミステリーらしいミステリーではないものの、これは上質のミステリーだと思います。
おもしろかった。 ……でも「死神の精度」のが好きかな。
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