夜空の日記
『夜空の日記』といっても天体観測をする日記ではありません。 漫画や小説(ラノベ)やアニメについて色々書いたり書かなかったり。
みくるちゃん観察日記(2010.12.9)
朝、バス停で待ち合わせ。
吐く息が白く、凍てつくような寒さだった。
さすがにおしくらまんじゅうをするほどに子供でもバカップルでもないので、普通に手を繋ぐだけにとどめた。
寒気の中、繋いだ手だけは確かな温もりに包まれていた。
みくるちゃんがいる限り、俺に手袋はいらない。

他愛もない話をしながら、学校へ行った。



1限の授業が、まさかの休講だった。

俺の出ている授業は、休講が多すぎる。
別の授業に出ているみくるちゃんはもちろん授業があるので、仕方なく同じ授業に出ていた友人としゃべって過ごした。



2限で合流。互いに授業はなし。
図書館で並んで座り、レポート課題をしたりいちゃついたり。



昼食は学食。
俺はBランチ(中華点心)、みくるちゃんは学内オリジナルのランチプレート。
付け合わせのキャベツの千切りをみそ汁に投入したら、みくるちゃんから「やっぱり変だ」と言われた。

ところで俺たちには、世のカップルにありがちな「お弁当……作ってきたんだ」というイベントがない。
俺が大学に入学してしばらくはそういったこともあったような気がしたが、最近はめっきり減った。
みくるちゃんが低血圧で朝に弱いとかそういう理由もあったような気もするしなかった気もするが、まぁ、彼女の血圧がどうかなんか実はよく知らない。
毎度みくるちゃんにばかり早起きをさせて料理を任せることに胸の痛みを感じた、とかそんな心優しい感じの理由だったか。

いや、それとも去年の5月頃に俺がみくるちゃんに言った、「前から気になってたんだが、この味付けは砂糖と塩を何対何で入れたら、こんな前衛的な感じになるのか?」「ちょっと待て。なんだこの青いのは? 自然色じゃありえないな。着色料にまで手を出したのか?」「てか、ちゃんと火は通ってるんだろうな?」「このレタス、洗ったか?」「隠し味に何か入れたな? 全然隠れてないぞ」などなどの言葉郡が原因だったのかもしれない。
あれきりパタリとみくるちゃんがお弁当を作ってきてくれることはなくなり、同時に俺の頬に貼り付いた赤いもみじマークも、しばらく消えることはなかった。
毎回残さず食ったことは評価されなかったらしい。
“愛は最高の調味料”と言うが、あれは基礎がしっかりしていてはじめて成り立つ言葉だと思い知った。

しかしそれでも月に一度程度気が向いた時には作ってくれて、最近は、少なくともお弁当の定番メニューと思えそうなモノは、だいぶマシに作れるようになっていた。
創作させると危険だが。
しかし両手の指に絆創膏を貼っているのを見てしまうと、何も言うこともできない。
全部食って「美味い」と言えばみくるちゃんは喜ぶし、それを見て俺も嬉しく思うのだから、まぁ、誰にも損は無いだろう。

それに、何をどんなに言ったって、やっぱり最愛の人が自分のためを思って作ってくれたものである。
美味しくいただかなけりゃ、バチが当たるというものだ。



閑話休題。

みくるちゃんの頼んだランチプレートは、先割れスプーンで食べる。
先割れスプーンというのは、その名の通り先が割れてフォークみたいになっているスプーンのことである。
それを見た俺が「小学校の給食のスプーンって、それだったよな」と言うと、みくるちゃんはキョトンとして、「え? あたし違ったけど……」と。
みくるちゃんの小学校では、先割れスプーンではなかったようだ。
全国共通かと思ってたのに……



3限、4限は同じ授業。

俺は机に隠して「偽物語(上)」を読んでいた。みくるちゃんは真面目に授業を聞いていたようであった。
何か居たたまれない気持ちになったが、神原がおもしろかったので、気にしないことにした。



帰り道、ファミリーマートで『一番くじプレミアム 涼宮ハルヒの籤引』に挑戦。
狙いはC賞。

みくるちゃんのエールを受けつつ、手に入れたのは……

D賞。



惜しい。

あとひとつ上なら……

しかし一番くじでG賞以外を当てるのははじめてなので、まぁ、よし。

みくるちゃんに「良かったね」と言われて、なんかこそばゆくなった。



そんな一日。
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