夜空の日記
『夜空の日記』といっても天体観測をする日記ではありません。 漫画や小説(ラノベ)やアニメについて色々書いたり書かなかったり。
みくるちゃん観察日記(2010.12.11)
デートとか別にそこまでのものではないっていうか、まあただの買い出しに過ぎないのだけれど、みくるちゃんと連れ立って近所のスーパーマーケットへ行った。
オーケーという、かなりの安値で商品を提供する、貧乏人の懐に優しいディスカウントストアーだ。
近隣のお客様を総取り状態で、近くの他のスーパーマーケットには目の敵にされているようだが、我々消費者からすればそんな企業間の敵対具合など、微々たる問題であり、気にする必要すらない。

みくるちゃんは女の子なので、やはりというか例に違わず、甘いものが好きだ。
で、ちょっと太って愕然とする。
その姿は某ひだまり漫画のピンクのお団子を彷彿とさせる。
「あたしぃ、食べても太らない質なんだぁ~」という女子の能天気な自慢話に殺意を抱くのは、心優しきみくるちゃんでも同じらしい。
まぁ、みくるちゃんの場合は余分な脂肪は腹じゃなくて胸に行くんだからいいじゃないか、というセクハラともジョークとも取れそうっつーかギリギリセクハラな発言は、脳裏に浮かんだだけで口にはしなかった。

とにかくみくるちゃんは甘いものが好きなので、ファミリーパックのピーナッツチョコレート(不二家)とチョコボール(森永)を買っていた。
……いやいや、その並び立ちはどうよ?
ピーナッツチョコレートとチョコボールだぞ?
どっちも ピーナッツ in チョコレート だぞ? 一緒だろ!
という主旨のことを言ったら、
「全然違うの!」と叱られた。

で、その後はみくるちゃん宅におじゃま。
買い出ししたもので、お昼にみくるちゃんがエビピラフを作ってくれた。
美味しくいただきました。
味はまぁ、うん。
このレベルなら「愛情は最高の調味料」とか言って大丈夫だと思う。

ところでみくるちゃんはちょっとした事情で、現在両親が不在である。
ここから先はみくるちゃんのプライバシーに関わる問題なので、割愛させていただく。
別に死んでるわけではないし、元気にしているのだとは聞いているので、まぁ、結婚式の時には会えるんじゃないかな。
……結婚とか、恥ずいな。
まだ肌すら合わせていない、健全な二人。

そういったわけでみくるちゃん宅に伺えば誰に気兼ねをするわけでもなく、散々いちゃつくことができるわけである。
恋人の独り暮らし最高。

そしてエロ漫画ならここでエロいシーンに突入するのかもしれないが、それはエロ漫画だからそういうシーンに突入するわけで、現実の俺たちは別段普段と変わらずに、他愛もない話をするだけなのである。
そういった行為に興味が無いとは言わない。
しかし俺とみくるちゃんは、“そういった行為”を避けて、ここまで来てしまったのだ。

出会ってから4年。
それは互いが互いに触れるのに躊躇を覚えるのには、十分すぎるだけの時間が過ぎてしまっていたのだ。
今更どうすることもできない。
俺は作り物めいた小動物的少女を、ともすれば壊してしまうかもしれないという恐怖感から。
そしてみくるちゃんは、少女と少年が女と男へと変わってしまうことを、恐れているかのように。

ただ俺たちは、幼い恋をひたすらに育んでいる。

どこかで決意をしなければならない。
その事実から、目を逸らしながら。

しかし、いつかはやってくるのだ。
決断の時は、そう遠くはない。
口には出さないが、それは分かっているのだ。
そしておそらく、みくるちゃんも。
それが分かるくらいのレベルまで、俺たちは繋がっている。
そんな錯覚を抱きながら、俺たちは何かに怯えるように、ギュッと互いを抱きしめあった。
衣服の下から微かに伝わる相手の体温も、確かに現実なのだと思いながら。



閑話休題。

夜になったので、みくるちゃん宅に別れを告げ、俺は現在自宅である。

国文学概論のレポートが終わらない。
だが、離れた場所でみくるちゃんも同じレポートをやっているのではないかと考えると、少しだけやる気が出てくる。

もう少しだけ。
もう少しだけ、このレポートを進めたら。
そうしたら、みくるちゃんにメールを送ってみようと思うのだ。



以上。
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