夜空の日記
『夜空の日記』といっても天体観測をする日記ではありません。 漫画や小説(ラノベ)やアニメについて色々書いたり書かなかったり。
ハッチー&バサ姉の皆聴
ハッチー「皆さんこんばんは! 八九寺真宵ことハッチーです!」

バサ姉「それ、逆なんじゃない? バサ姉こと、羽川翼です」

ハッチー「いやぁ、前回の放送が予想外に評判がよかったため、『ハッチー&バサ姉の皆聴』が帰ってきましたよ」

バサ姉「これ、そんな名前の放送だったんだ。……って、『皆聴』って、どう読むの?」

ハッチー「『みなきけ』です」

バサ姉「あれ、それってもうあるよね? たしか、みなみけ――」

ハッチー「ふつおたのコーナー!」

バサ姉「強引にスルー!?」

ハッチー「神奈川県にお住まいの、『大学受験生なう』さんからのお便りです」

バサ姉「こんな番組に投稿してないで、勉強しなさい」

ハッチー「『ハッチー、バサ姉、コンバース!』」

バサ姉「それはスニーカーのメーカーだよ」

ハッチー「『お二人とも覚えてますか? 前回の放送で、名前だけしか読んでもらえなかった者です!』」

バサ姉「あの時の!?」

ハッチー「『今回はちゃんと中身も読んでもらえるように、短いラジオネームにしてみました』」

バサ姉「あはは……懸命だね」

ハッチー「『ところでバサ姉のパンツの色は、水色ですね?』」

バサ姉「急にセクハラ!? しかも色を聞いてくるんじゃなくて、色を当てに来た! 当たってるし!」

ハッチー「『バサ姉のパンツの色が水色ということで分かると思いますが、僕はあまり本を読みません』」

バサ姉「あぁ、あまり本を読まないから、思考回路がおかしくなっちゃったんだね」

ハッチー「『しかし俺は、最近、小説に興味を持ち始めました。特に官能小説』」

バサ姉「不純だねえ」

ハッチー「『しかし儂は、あまり本を読んだことがないので、どんな本を読めばいいのかがわかりません』」

バサ姉「あぁ、初心者が必ずぶつかる壁だよね」

ハッチー「『そこで、ハッチー、そして水色パンツのバサ姉にお願いです』」

バサ姉「水色パンツって、連呼しないで!」

ハッチー「『オイラのような、読書初心者にオススメの小説を教えてください』……ということだそうです」

バサ姉「う~ん。とりあえず、一人称が安定しない人だったね」

ハッチー「バサ姉は、読書はしますか?」

バサ姉「うん。するよ。最近だと、『KAGEROU』とか読んだよ」

ハッチー「え……バサ姉も、そういう俗っぽいもの、読むんですね……」

バサ姉「そう? でも私も普通に女の子だから、話題の本くらいは読むよ。齋藤智裕さん、だったよね。確か」

ハッチー「齋藤さんて……普通に水島ヒロでいいじゃないですか」

バサ姉「え? 水島? え、齋藤じゃ」

ハッチー「おおっと、変な空気になりかけましたが、ハッチー空気を読んで話題転換します!」

バサ姉「え、私、何か変なこと言った?」

ハッチー「お便りをくださった方は、普段はあまり本を読まないみたいですが、そういう方にオススメの作品って、何かあります?」

バサ姉「ううん、そうだな……。それこそ、さっき話題にあがった『KAGEROU』なんか読みやすいから、読書に慣れてない人にもいいかも」

ハッチー「ふむふむ。まぁ、それは齋藤さんに対して偏見を持たずにいられるかどうかが鍵ともいえますがね。私自身は読んでないのでアレですが、相当軽い文章らしいですよね」

バサ姉「うん、そうね。まだ『文章に慣れてない』って感じかな。でも、中身はなかなか考えさせるものだったよ?」

ハッチー「著名人の方々でも、絶賛しておられる方もいらっしゃいますからね。まぁとにかく、読んでない段階から『どうせつまんないんだろ』とか言うのは控えておきます。読んだ上で否定するのは勝手だと思いますがね」

バサ姉「でも真宵ちゃん」

ハッチー「ハッチーです」

バサ姉「……でもさ、ハッチー」

ハッチー「なんでしょう」

バサ姉「この世にはさ、決して『つまらない作品』っていうのは、無いと思うんだよね。少なくとも、書いてる本人は、それをおもしろいと思って、それを書いてる」

ハッチー「まぁ、そうでしょうね」

バサ姉「それをさ、『つまらない』の一言で切り捨てちゃったら、やっぱりもったいないよ。だって、少なくとも作品を生み出した人にとってはおもしろかったものなんだよ? それをおもしろいと思えなかったのは、なんでなんだろう、って。考えるの。それで、『つまらない』と思ったところとか、意味が通じにくかったところとかを改めて見てみると、なんとなく、見え方が違ってくるかも。それに、今はダメでも、ずっと時間が経ってから、また見返したら、今度はおもしろいと感じるかもしれない。私たちはね、『おもしろいものを探す』と同時に、『おもしろいと感じる努力』もしないといけないと思うの。だから、『つまらない』は禁句」

ハッチー「……バサ姉の言うことはわかりました。でも、もしかしたら書いている人が自分でも『おもしろい』と思っていない作品だったら、どうしますか?」

バサ姉「そんなの、『作品』じゃないよ。ただの記号の羅列」

ハッチー「ふぅむ……なんだか真面目な話をしてしまいました」

バサ姉「そうだね。でも、今度から新しく作品に触れるっていう人たちには、是非伝えたいメッセージなんだ」

ハッチー「ふむ。伝わるといいですね」

バサ姉「そうだね」

ハッチー「では、改めまして、そんな読書一年生にオススメの作品を吟味してみましょう」

バサ姉「とりあえずメインテーマは、『読みやすい』ということになるのかな?」

ハッチー「そうですね。私のオススメは、森絵都さんの『カラフル』です」

バサ姉「あぁ、劇場アニメ化もしたよね」

ハッチー「はい。劇場版のCMが思いっきりネタバレという、電波テロ染みたアレです」

バサ姉「あはは……でも、核心そのまま、というわけじゃないからね」

ハッチー「文章が中高生向けという感じでして、活字が苦手だという人にも大丈夫だと思います」

バサ姉「中高生向けって……ハッチー、小学生だよね……」

ハッチー「ちなみに『不倫』とか『援助交際』とか『自殺』とか、わりと重いワードが出てくるので、そのあたりは注意が必要ですね」

バサ姉「ハッチー、小学生だよね!?」

ハッチー「ですが“人間”というものの複雑さ、生きることの難しさなんかを教えてくれる良書なんですよ」

バサ姉「う~ん、まぁ、本のメッセージはちゃんと受け取っているみたいだし、いいのかな?」

ハッチー「バサ姉のオススメは、何かありますか?」

バサ姉「え、そうだな……。私は、有川浩さんの『阪急電車』がオススメかな」

ハッチー「おっ。それも確か映画化が決まっていましたよね」

バサ姉「うん、そう。2011年4月29日、全国東宝系で公開予定なの。ちなみに作品の舞台である阪急電車の走っている関西では、4月23日から先行上映なんだよ」

ハッチー「なんと、うらやましい話ですね」

バサ姉「そうだね。映画には、中谷美紀さん、戸田恵梨香さん、宮本信子さん、といった実力派女優の方々が出演するんだよ」

ハッチー「はぁ~、そうそうたるメンバーですねえ」

バサ姉「そうだね。今から上映が楽しみだよ」

ハッチー「作品の中身はどんな感じなんですか?」

バサ姉「うん。作品のタイトルにもなっている『阪急電車』というのは、宝塚市の宝塚駅から西宮市の西宮北口駅を経て、今津駅までを結ぶ、阪急今津線のことなの。片道わずか14分の短いローカル線。そんな阪急電車に乗り合わせた人々のドラマを、いくつも描いていくの」

ハッチー「ははあ、短編集というわけですか」

バサ姉「短編集というか、オムニバスだね。1話ごとに主人公が変わるんだけど、彼らはそのとき同じ電車に乗っているわけだから、互いが互いに影響を与えている。つまり、お話とお話、そして人と人とが繋がっているの」

ハッチー「ははあ、なるほど」

バサ姉「作品の主人公たちはみんな心がきれいで、全部がハッピーエンド。深読みすることなく、素直にお話の中に浸れるっていうのは、読書初心者にはオススメの内容だと思うな。もちろん、文章も上手いから、読みやすいしね」

ハッチー「いやぁ、おもしろそうな作品ですねえ」

バサ姉「この作品を読むとね、自分にも素敵なロマンスが待ってるんじゃないかって思って、阪急電車に乗りたくなっちゃうのよ」

ハッチー「しかし関東在住の我々にはその夢はかなわないので、仕方なく山手線に乗りにいくと」

バサ姉「もう、それだと電車ならなんでもいいって感じだよね!?」

ハッチー「縄跳びを繋げて大きなわっかを作りまして」

バサ姉「電車ごっこ!? もはや車両すらなくなっちゃった!」

ハッチー「さあ。というわけでいかがだったでしょうか。我々オススメの『カラフル』、そして『阪急電車』。気になったら、是非是非読んでみてくださいね」

バサ姉「よろしくね~」



ハッチー「エンディングでーす」

バサ姉「結局お便り一つにしか答えてないけどね……」

ハッチー「いかがですか、バサ姉」

バサ姉「え、いかがですかって?」

ハッチー「だからあ。これからもやっていけそうか? ということですよ!」

バサ姉「え、これ、またやるの!?」

ハッチー「あたり前田のクラッカーじゃないですか!」

バサ姉「ネタのチョイスが古い!」

ハッチー「今回は大人しめの放送でしたが、次回以降はぶっ飛ばしていきますからね!」

バサ姉「その前に、本当に次回があるのかどうか……」

ハッチー「あります! 何せ私が絡んでいますからね……」

バサ姉「ハッチー、どんな権力を握っているの?」

ハッチー「というわけで今回はここらでお開き。超電脳系ふつおたも、ドシドシ募集中ですよ!」

バサ姉「超電脳系なのにふつおたなの? っていうか、ふつおたなんて、どこで募集しているの?」

ハッチー「詳しくは番組のホームページを参照してください」

バサ姉「無い!?」

ハッチー「それでは今宵はここらでお開き。お相手は、ハッチーこと八九寺真宵と」

バサ姉「おっ。今回はちゃんと正しく言えたね。 バサ姉こと羽川翼がお送りしました」

ハッチー「それではまた次回の放送で会いましょう!」

バサ姉「本当にあるのかなあ……?」



(エンディング曲)










ハッチー「検証ターイム」

バサ姉「え? 何? もう放送は終わったよ?」

ハッチー「バサ姉のパンツの色は、本当に水色なのか? 本人の証言だけでは疑わしいので、実際に調査してみましょう」

バサ姉「……はい?」

ハッチー「そんなわけで、バサ姉、覚悟~っ!」

バサ姉「え、うわ、そんなの聞いてないよォ! それに放送終わったし! いや、待って、やぁ~ん……」

ハッチー「こら~! 逃げないでくださ~い! スタジオの外は卑怯です~……」

(小さくなっていく足音と、わずかに聞こえる叫び声)
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