夜空の日記
『夜空の日記』といっても天体観測をする日記ではありません。 漫画や小説(ラノベ)やアニメについて色々書いたり書かなかったり。
土橋真二郎の新境地 「アトリウムの恋人」

アトリウムの恋人 (電撃文庫)アトリウムの恋人 (電撃文庫)
(2011/05/10)
土橋 真二郎

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「アトリウムの恋人」電撃文庫
土橋真二郎(イラスト・植田亮)
作者ツイッター/土橋真二郎 (shinjirodobashi) on Twitter
絵師サイト/FancyFantasia
絵師ツイッター/植田亮 (ueda_ryo) on Twitter

ストーリー 5/10点
キャラクター 5/10点
世界観 8/10点
バトル 6/10点
クール 7/10点
いつもの土橋真二郎 4/10点



東京と重なるようにして存在する、データで構成された仮想世界「東京スフィア」を舞台にした物語。
今までの土橋作品とは違ってゲーム的な要素は無く、ブラックな要素もセクハラ要素も控えめ。
端々に土橋さんらしさは残っているとはいえ、今までの土橋作品のファンが読むと、ちょっと肩透かしを食らうかも。

物語の設定……主人公たちの背景などが明かされるタイミングが少々遅く、物語の全体像を把握するのが難しかった。
ストライカーの扱いも雑に感じた。急に出てきて急に退場て。

主人公たちの背景が語られた後は、失われた少女を取り戻すという目的のために行動する前田たちの姿が、格好よかった。

折り返しに“待望の新シリーズ!”とある以上、続編の発行が期待される。
(「ツァラトゥストラへの階段」をまず完結させろや、というのは置いておいて)
1巻では新たな土橋ワールドに困惑する形で終わってしまったが、2巻以降改めて「アトリウムの恋人」に向き合ったならば、今度はもっと楽しめるはず。
2巻以降に状況がどんどん変わっておもしろくなっていく、そういうタイプの作品だと思う。

さて。
土橋作品の醍醐味は、作品本編とは別にもう一つある。
土橋作品のファンならばとっくにご存知であろうが……そう、あとがきである。
土橋さんは、あとがきがおもしろい作家なのだ。(オススメは「ツァラトゥストラへの階段」のあとがきの、競馬シリーズ)
土橋さんがメディアワークス文庫で出した作品(5作品)はいずれもあとがきがなく、毎回残念に思っていた。
土橋さんのあとがきでは、あとがきそのもののおもしろさもさることながら、美女編集さんの存在も大きい。
毎回何らかの形で必ず登場し、我々読者を魅了する美女編集さん。
しかし今回は美女編集さんの出番は少なめで、ちょっと残念だった。

ベストイラストは、183頁の悠羽美。
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