夜空の日記
『夜空の日記』といっても天体観測をする日記ではありません。 漫画や小説(ラノベ)やアニメについて色々書いたり書かなかったり。
キッカケは一通の誤送信メール 「15×24 link one」

15×24 link one せめて明日まで、と彼女は言った (集英社スーパーダッシュ文庫 し 5-1)15×24 link one せめて明日まで、と彼女は言った (集英社スーパーダッシュ文庫 し 5-1)
(2009/09/25)
新城 カズマ

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「15×24(イチゴーニイヨン) link one せめて明日まで、と彼女は言った」集英社スーパーダッシュ文庫

著/新城カズマツイッター
イラスト/箸井地図

※本の雑誌が選ぶ2009年度文庫ベストテン 第7位



ストーリー 8/10点
キャラクター 8/10点
筆力 8/10点
構成 10/10点
群像劇 9/10点
スリル 8/10点



大晦日、一通の自殺志願者の遺書メールが誤送信された。
それを発端として、様々な人間が動き出し、交錯していくこととなる。

15×24というタイトルの通り、15人の人間の大晦日の24時間を描いていく。
……15人、ほぼ同時進行で。
しかも全6巻(1巻では7:49~12:50)。
……こりゃあ、本腰入れて挑まないといかんよなあ。
とりあえず続刊を早く読まないと、細かいことを忘れてしまいそう。

しかしこれだけの人数がそれぞれ意図的にしろ偶然にしろ、接触したりすれ違ったりを繰り返して進んでいく群像劇は、賞賛に値する出来だと思う。

何せ人数が多いために序盤は人物の把握に苦労するが、それぞれの個性がはっきりしているため慣れてくれば読みやすくなってくる。
個性をハッキリさせるためなのだろうが、地の文章までもが個性的で読みにくくなってしまっているパートも少々。
明らかに気になるのは一人だけなんだけど。
同じライトノベルの群像劇と言えば、成田良悟さんの作品群(「バッカーノ!」とか「デュラララ!!」とか)が思い浮かぶ。
あの人の作品では、強烈なまでのキャラクターの個性化や、立ち位置の差別化で人数の多さをカバーしている。
対してこの作品では、地の文を15人の登場人物に分担させることで、人数の多さをカバーしている感じ。

そういえば同じスーパーダッシュ文庫に、「二年四組 交換日記」っていう同じく群像劇があったね。
アレは「名前当て」というクイズ要素で、無理矢理登場人物を把握させられる感じだった。
あれはあれで、楽しみながら把握できるからいいよな。
15×24でも二年四組でもそうなんだが、群像劇モノでは、キャラクターを網羅した登場人物一覧表があると、分かりやすいよね。
俺も「15×24」読みはじめの頃は、口絵の登場人物勢ぞろいイラストを何度も見返していたもの。

ベストイラストは、153頁の枯野と亜希穂。



オマケは文字数の関係で割愛。
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