夜空の日記
『夜空の日記』といっても天体観測をする日記ではありません。 漫画や小説(ラノベ)やアニメについて色々書いたり書かなかったり。
主人公がヌードモデル? 「鳥籠荘の今日も眠たい住人たち1」

鳥籠荘の今日も眠たい住人たち〈1〉 (電撃文庫)鳥籠荘の今日も眠たい住人たち〈1〉 (電撃文庫)
(2006/11)
壁井 ユカコ

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「鳥籠荘の今日も眠たい住人たち1」電撃文庫

著/壁井ユカコツイッター
イラスト/テクノサマタ



ストーリー 9/10点
キャラクター 7/10点
筆力 9/10点
切ない 10/10点
泣ける 8/10点
ほのぼの 7/10点



ホテル・ウィリアムズチャイルドバード、通称〈鳥籠荘〉に住む社会不適応者たちの物語。
とある画家のヌードモデルを引き受ける少女を主軸とした短編集の形式で、4編。

どの物語も切なさに溢れていて、非常によかった。
全体を通して、どことなく桜庭一樹さんぽかったなあ、と思ったり。
ラノベに限ったことでもなかろうが、女性作家さんってけっこうエグい内容だったりするよね。
桜庭さんの「赤×ピンク」のキャットファイトだったりとか、有川さんの「図書館戦争」の別冊2巻目の柴崎の騒動とか。
壁井さんによるこの作品にも、主人公が売春グループに属していたりと、ちょっとした重々しさが内包されている。

浅井さんが、他作品でもよく見かけるタイプの「以前の恋人を今でも引きずってる、未練がましい男」だったりと、ところどころで若干テンプレ気味なところもありつつ。
どうしてもどっかで見たような感覚は拭えない。
それでも十分おもしろいけどね。

個人的にいちばん好きだったのは、常にぬいぐるみを着ている父親を持つ少女の物語、「パパはわたしだけのHERO」。
妙な姿をした父親の存在を隠し、嘘で塗りかためられた自分で小学校に通う華乃子は痛々しかった。
それに、雨の中で立ちすくむパパが切なすぎる……。
だけれど物語の最後はとてもあたたかくて、素晴らしい親子だなと思った。
……この話、キズナ(主人公)出てこないけど。

ベストイラストは、171頁の華乃子とパパ。



オマケ。
キャラクター好感度。

華乃子>由起>パパ>(平均値)>キズナ>浅井>ジョナサン
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