夜空の日記
『夜空の日記』といっても天体観測をする日記ではありません。 漫画や小説(ラノベ)やアニメについて色々書いたり書かなかったり。
第11回MM-1グランプリ全組審査(不完全版)
第11回MM-1グランプリの全組を見て、自分なりの点数をつけてみたので、参考までに。
コメントは23組目まではしっかりと書いてますが、それ以降は時間がなかったため『気になったユニットだけ』一個くらい書いてます。





001 モダンカメハメハ 4点

こじゃれたことをしようとして、そのせいで余計に取っ付きにくいネタになってしまっているような印象を受けました。
『メイドカフェ』をして『料亭か!』という被せツッコミをするという手法自体は悪くはないのですが、いかんせんボケそのものの破壊力が弱かったり、そもそもボケがそんなに『料亭っぽくない』というような致命的な部分もありました。
ボケ自体全体的に安易で、また同じツッコミをするという形式の弊害で、どんなボケがくるのかということが非常に先読みがしやすかったです。
そもそもの問題として、導入から何の区切りもなくメイドカフェコントに入ってしまうあたり、読み手をしっかり意識できているとは思えません。
読み手を意識して、しっかり伝えようという意識が働くからこそ分かりにくい表現や文章を削ろうと思えるわけです。
人に内容を見てもらい評価を貰うんだという作り手の意識がない限り、ここからさらに上に行くことは、まぁ、無理ではないかもしれませんが、かなり難しいのではないでしょうか。



002 ブックマーク ア・へ顔 42点

どんだけストライクウィッチーズ……というか「ブックマーク ア・ヘッド」を推してるんですか。
台詞のところどころに「ブックマーク ア・ヘッド」の歌詞を紛れ込ませているのは、なかなかニヤリとさせられるものがありました。
しかしながら歌詞を無理矢理台詞の中に入れているため文章のリズムは悪く、またストライクウィッチーズを知らない、あるいは詳しくない人たちにとってみれば、単なる表現がおかしな会話文にしかなっていなかったのではないでしょうか。
できうる限り違和感を消そうとする努力くらいは欲しかったです。
「生ドら」のくだりはインパクトの強いボケこそありませんでしたが、クスリと来るボケがいくつも連なっていて良かったです。
ただ全体的に支離滅裂になってしまっているような感がややあるため、もう少しバランスを考えた方がいいかもしれませんね。



003 フェイクアウト 76点

開始2行目から一気に引き込まれる、良い導入だったかと思います。
しかしながらせっかく“概念”を引っ張りだしてきたわりには、あまり“概念だからこそ”という点を活かせていなかったようにも感じられました。
ツッコミの言い回しや言葉選びがうまかっただけに、ボケそのものでいまいち爆笑に繋がるものが少なく感じられたのが気になりました。




004 炭酸電池 68点

一つ一つのボケをしっかりと積み重ねており、全体を通して高いレベルを維持し続けたネタだったと思います。
ゴーグルやワーナーなど、要所要所での被せボケもいい味を出せていました。
既存のストーリー(鶴の恩返し)をなぞる構成ながらも、予想外のボケが連続していたため新鮮味を感じながら読むことができました。



005 巨獣特捜ジャスピオン 67点

正直なところ、全体を通して読み手としての心情は「ポカーン」ですわ。
けれど時折ハッとさせられるボケも飛び出しており、全体を包み込む馬鹿馬鹿しい雰囲気に反して、油断も隙も無いネタだったと思います。
単語の選び方が非常に上手く、どんなに表面上で馬鹿馬鹿しいことをしていても、単語の一つ一つでしっかりとつなぎ止めてくれているため、最後まで読者を振り切ってしまうことなく楽しませてくれます。



006 ステレオミサイル 78点

ボケに上手さとおもしろさが共存できており、非常に小気味良い漫才でした。
冷静に考えてみるとかなり無茶苦茶なストーリーながらも、ボケに上手さを感じるあたりが一筋縄にはいかないなといったところでしょうか。
“チーズ”という非常に限られたテーマの中で、最高のパフォーマンスを提供することができていたと思います。
マグロが高速道路を走る辺りが個人的にはお気に入りでした。



007 スオムスいらん子中隊 自薦

第七女子会五島さん、XENOGLOSSIA歌姫さん、驚愕ラボ学美ちゃん、という“いらん子”を集めたユニット。
いらん子の割には、なかなかアクの強いメンツになりました。
メンツの濃さに対してハチャメチャ具合が足りなかったかな、と反省しています。
もしまた彼女たちを書く機会があれば、今度は読者を置いてきぼりにしかねないレベルのハチャメチャさを描きたい。
あと、今ならろりぽっぷのあかりちゃんもメンバー入りするんじゃないかなと思います。



008 PARTY NOISE 47点

寒いです。ひたすら固有名詞を使いまくっているため、情景が思い描けないとまったくおもしろさが伝わってきません。
私はLiLiCoさんという方を知りませんし、さんま御殿もほとんど観たことがありませんし、ジョン・レノンはイマジンしか知りません。
絶対的に読み手の知識に依存しすぎのための弱点がモロに出てしまったように感じました。
また鳴子さんのボケが突拍子も無いくだりが何度も登場しており、いくらなんでも自由すぎます。
神崎さんのツッコミである程度のフォローはできているものの、最後まで鳴子さんをうまく操りきれてはいなかったです。



009 リーベルパウンド 66点

しっかりと着実におもしろいボケを重ねてくる印象です。
けれど似た傾向のボケが続き、いまいち予想外という意味では物足りなさを感じもしました。
それまでにも散々それを想起させるボケを連ねていたため、オチの一言にも弱さを感じました。



010 優しい朝の光に包まれて 98点

なんだそりゃ、おもしろすぎる。
前半と後半でパートが分かれていますが、後半で非常にうまく前半に登場していた要素をいじくり倒せていたと思います。
ボケのほとんどにしっかりとした爆発力が伴っており、馬鹿馬鹿しいながらも非常におもしろい作品でした。




011 童貞ソーヤング 64点

ド下ネタがテーマなのにこじゃれた雰囲気を感じるのはなぜなんでしょうか……。
独自の設定をうまく活かせていましたが、どうせならもっと深く動物要素を絡ませてもよかったかもしれません。
ワンさんの含蓄ある言葉が聞けたかと思ったらピョンさんの突き抜けた下品さが登場するなど、落差があっておもしろさがありました。



012 TOMONAGA 47点

ゴーイングマイウェイが過ぎます。
一番最初のブラックバスのボケは非常におもしろかったのですが、それ以降は読み手を突き放した展開が続き、いまいちおもしろさが伝わってきませんでした。
ある程度は抑えてあるのかも分かりませんが、ちょっと自由にボケすぎている印象です。



013 XENOGLOSSIA

こいつらは本気出そうとすっと微妙なネタになるな。



014 理系文系 84点

ストレートに、おもしろい、と思える漫才でした。
日本を非常にうまくいじくり倒せており、読み応えがありました。
前半はお料理形式、後半は工作形式と日本創造の基盤を変えることに、最後までだれることなく楽しめました。
また、理さんの短くも的確なツッコミは切れ味がよく、ボケの印象をより良くしていました。
「次は本州と九州の政策に移って行きますね。」→誤字は気を付けましょう。



015 ガンバラナイズ 69点

おもしろくはありましたが、あと一歩、といったところでしょうか。
ゲームオーバーや毒矢など、展開が一本調子のように感じられました。
もっと意外性のある展開に持ち込んでもよかったかもしれません。
しかし奇抜な発想も多く盛り込まれており、最後まで楽しんで読める作品ではありました。



016 天体観測 65点

「真冬の北海道」というワードがありましたが、挨拶で口にしている北海道はともかくとして、「真冬」という情報はどこから察せばよかったのでしょうか。今、どちらかというと夏に近づいているくらいなんですが……。
小ボケなどはしっかりとしていておもしろいのですが、大ボケには決定打となり得るものが無かったです。



017 バニーガール 76点

私自身も長嶋・松井の国民栄誉賞授賞式を観ていたため、感慨深い気持ちで読ませていただきました。
うまく長嶋・松井の国民栄誉賞であった出来事をネタの中に取り込み、アレンジできており、おもしろかったです。
欲を言うならば原監督のダイナミックなキャッチングや、首相のアンチ巨人発言など、もっとネタに活かしてほしい部分もありはしましたが……まぁ、それは“欲を言うなら”ということで。
後半でも前半の流れを汲んでうまく話を繋げられており、最後までしっかりと楽しませてくれました。



018 副社長同好会 37点

今一歩、押しが弱いです。
やっていることは似たようなパターンの繰り返しであるため、もっとやりとりの中身にバリエーションが欲しかったです。
しかしほぼ記号だけというしゃべり方でうまく感情やニュアンスを伝えられている点は評価したいです。



019 ヒ(ーロー) 59点

とてもうまく構成されている漫才だと思いました。
上手さを感じる良い漫才ではあったのですが、一方で派手さは無く、手堅いボケが連なってばかりいたように感じられました。
妙な表現になりますが、ちょっとやり口が“渋い”です。
もちろん上手さを感じられるだけ、価値のある漫才ではあったので、この方向でも極めていけば十分に開花する可能性はあるでしょう(先人にも、渋い漫才を披露していた強豪長文ユニットが何組かいますしね)。



020 中指ニコラ 85

君ら、アホやろ(超褒め言葉)。
なんでしょう、単純な笑いの爆発力的にはもっと上のユニットはたくさんいるのですが、このユニットにはそれ以上に大きな魅力があるように感じられました。
ほぼ秋川さんの独壇場でしたが、しっかりと読み手に興味を最後まで持たせることに成功できていたと思います。
シンプルなオチも、それまでのしつこい秋川さんの語りとの対比になっており、おもしろさがありました。
見事に飛び道具が決まっていたと思います。




021 ササキに願いを 42点

いや、カープも野球も好きですけどね。
お二人の中にある知識が存分に生かされているとはいえ、逆に言うならお二人だけが楽しむだけの漫才になってしまっていたかと。
要所には笑いを誘う技術も忍ばせているだけに、メインテーマで読者を突き放してしまっているのが残念でした。
私信。赤松、天谷、丸、中東、下水流 ← 5人をフュージョンして最強の外野手を作りたいです。



022 whitewhite 79点

やりたい放題ですね。
けれどそんな中でもきちんとしたルールが存在し、うまいことストーリーが構築されていたと思います。
表現上やや読みにくさのある部分もありはしたのですが、もののみごとにおもしろさで読みにくさを吹き飛ばしていたと思います。



023 一夜の幻影 38点

決して悪くはないのですが、然りとて特筆するほどの魅力も感じなかったのも事実です。
小手先だけの技術や小綺麗に整えられたボケばかりが顔を見せていたように感じられ、いまいち爆発力に欠ける印象でした。
心の琴線に触れなかった、といった感覚です。
一度、殻を破っためちゃくちゃなネタをやってみるのも手かもしれませんね、などと。まぁ、これは個人的に思っただけです。現状のお二人のやり口がまずい、といった話ではまったくありません。



024 血華美人は愛の華 65点

勢い、発想ともに、今一歩押しが足りないように感じました。
特にビームのくだりはそれが顕著に感じられたため、もっと奇抜なボケが欲しかったです。。



025 世田谷ポンポロリン 28点



026 あかつき 85点

キャラクターの回し方、天才的か。



027 バーローパラダイス 53点

せやかて工藤。



028 エバーグリーン 71点

発想良し。



029 お受験Boys 27点

近年まれに見る出落ち負け。



030 トリックル 47点



031 バトルロワイR 80

なんちゅう演出をしとるんじゃ。おもしろいわ。



032 KOYOMI 87

もしかしたらネタを拝見するのは初めてかもしれないのですが、すごくおもしろいですねえ。



033 インパク×インパク 86



034 池田佐藤 99

こうして改めて見てみると、すげえおもしろいネタだなあ、これ……



035 お味噌ズ 82



036 ENDGREEN 86

ツッコミの妙、というあれ。



037 茨木からの刺客 78



038 俺の塩 71



039 ハーベストムーン 14

下品にすればとりあえずおもしろくなるってもんでもないと思いますです。



040 月影連盟 64



041 アンダーμンズ 16点



042 メリースリー 78点



043 神風とくやこうや 5点

気配消す云々という流れ、何度も繰り返すわりにはそんなにハマってなかったです。



044 オールナイトスター 28点



045 百鬼夜行 78点

よぉこんなバカバカしいの思いつきますなあ(当然のことですが、褒めてます)。



046 kissしてシクラメン 88点

峰岸さんのツッコミが冴え渡りまくり。



047 アッサムティーのほころび 26点



048 こけまみれコオロギ 59点



049 ワイトラック 46点



050 飴細工が壊れた 0点



051 言霊連盟 86点



052 前髪 53点



053 灯風 78点



054 カザン・ドレ・シンク 14点



055 モノクローム -2点

わざわざ『ツッコまれることを狙ってる』ようなタイプのラノベのタイトルに対して、作者の想定通りのツッコミを入れられましても。



056 サンザンヒーローズ 59点



057 乙女の方程式 58点






点数関係なく個人的に気に入ったユニット10選
(決勝進出予想、とは別物です。あくまで点数を度外視した「このネタ、好きやな〜」っていう感じのベスト10です)

ステレオミサイル(近頃のステミサさんは確変中なんですか?)

理系文系(『理系文系がこのネタをMM-1に持って来たら、絶対に決勝進出するやろ……(絶望)』と常々思っていたが、果たしてどうなるでしょう)

バニーガール(過去に見てきたバニーガールさんのネタの中で一番のお気に入りかもしれません)

中指ニコラ(長文ではこういうタイプのネタで突っ走り続けるのは難しいかもしれませんが、個人的には大好きです)

あかつき(女の子ユニットにまた凄いのが出て来て、396プロが霞んで見える)

エバーグリーン(なんていうか、求心力のあるネタですよね)

池田佐藤(おっ、昨年の「この長文がすごい!」ユニット部門優勝コンビぃー!)

ENDGREEN(このツッコミのうまさ、嫉妬しか湧かない)

百鬼夜行(読み手の気を惹き付けるのがうまいというか、そんな感じの文章でした)

kissしてシクラメン(強豪すぎて手が付けられないよ)
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