夜空の日記
『夜空の日記』といっても天体観測をする日記ではありません。 漫画や小説(ラノベ)やアニメについて色々書いたり書かなかったり。
2014年12月の読んだ本まとめ
2014年12月の読書メーター
読んだ本の数:19冊
読んだページ数:4116ページ
ナイス数:529ナイス

聲の形(7)<完> (講談社コミックス)聲の形(7)<完> (講談社コミックス)感想
そして物語は、クライマックスを駆け抜ける。いじめ、いじめられた過去から、本当にいろんなことがあって、もがき続けて……その上で、ようやく、石田の視界から、×が全て消えた。石田もいろんな人からちゃんと好かれていることをようやく受け入れて、嫌われいることも好かれていることも全部認めていこうと、成長できたのだと思います。石田母と西宮母は、今となってはいじめっ子の親といじめられっ子の親であると同時に、子を死なされかけた親と子を死なせかけた親になって、互いに互いの子供に対して負い目ができたから、仲良くなれたのではと。
読了日:12月28日 著者:大今良時
聲の形(6) (講談社コミックス)聲の形(6) (講談社コミックス)感想
ストーリーの関係上、今回は石田以外のそれぞれのメンバーにスポットライトを丁寧に当てていく。 個人的に印象深かったのは、やはり委員長のエピソードか。自分は圧倒的に優等生で圧倒的に正しいとしてあらんとすべく、自らの記憶からしてねつ造してしまうタイプの女子……本当にそういうタイプの人はいると思うので、大今さんの観察眼が光っていると感じた。 結弦が大量の写真を撮っていた理由が明かされる場面では、重たいし、伝わらなかった想いの切なさもあるしで、本当に胸が苦しかった。 8/10点
読了日:12月28日 著者:大今良時
聲の形(5) (講談社コミックス)聲の形(5) (講談社コミックス)感想
いじめた過去って重たいなあ……。今回、危ういバランスの上で成り立っていたメンバーの関係が、ついに崩壊してしまう。元々むりやり集めたものだったせいか一つのきっかけで瓦解してしまう様子は、やはり哀しい。その後の硝子とのデートでひたすら空元気しかない石田が本当にもう痛々しくて……。 この巻で注目したいのは、やはり小学校時代のあの因縁の教師であろう。相変わらず自分の利しか考えていないひどい教師なのだが……なんと彼、さらっと描かれてはいるが、硝子と石田の手話を読めているのである。
読了日:12月27日 著者:大今良時
聲の形(4) (講談社コミックス)聲の形(4) (講談社コミックス)感想
かつて小学校時代の因縁浅からぬメンバーが、高校三年にして再び集い始める。植野はもう……ちゃんと考えた上で、硝子が嫌いだ、ということなんでしょう。でもそのことを伝えて関係を紡いでいこうとする努力があまりにも拙くて、彼女はまた場を混迷させる。西宮家のおばあちゃんが急に話に出てきたなと思ったら……そういう、ことですか……。よく考えると、西宮のお母さんも、植野と同じく不器用だ。この作品には、不器用な人ばかりが出てくる。だから、こんなにも、気持ちがすれ違ってしまうのだろうな。 8/10点
読了日:12月27日 著者:大今良時
キッド アイ ラック!  (3)(完) (ヤングガンガンコミックススーパー)キッド アイ ラック! (3)(完) (ヤングガンガンコミックススーパー)感想
人を笑わせるのが、好きだから。笑わせたい人が、そこにいるから。笑いに情熱をかけたこの物語は、テーマこそ大喜利だが、紛れもなくスポ根ものだと思いました。クライマックスの大会編は、湖池師匠の活躍っぷりのあたりから、想いがあまりにも熱すぎて、サイコーでした。「あなたとやる大喜利が、大好きでした」って、とても胸に来るいいシーンでした。……でも、なんだかんだやおきん、この後も師匠と大喜利続けてそうな気はするな。 本気の想いは、きっと実になる。素晴らしい物語でした、ありがとうございました! 8/10点
読了日:12月23日 著者:長田悠幸
キッド アイ ラック!(2) (ヤングガンガンコミックススーパー) (ヤングガンガンコミックスSUPER)キッド アイ ラック!(2) (ヤングガンガンコミックススーパー) (ヤングガンガンコミックスSUPER)感想
笑えなくなった幼馴染を笑わせるために、ヤンキーやおきんは今日も大喜利と向き合う。やはりノリと勢いオンリーでは厳しいか、未だに滑り続けるやおきん。でしたがようやっと頭を使ってボケにひねりを加え始めることで、目標に一歩近づいた。自分がまず楽しむこと。これって生大喜利に限らず、大事なことだと思います。笑いを生み出す魅力を知ることで、またひとつ成長したやおきん。樺谷さんがやおきんを殴るシーンは、名シーンだと思います。こいつ不良なのにイイやつだな……。 7/10点
読了日:12月23日 著者:長田悠幸
キッド アイ ラック! (1) (ヤングガンガンコミックススーパー)キッド アイ ラック! (1) (ヤングガンガンコミックススーパー)感想
笑うことができなくなった幼馴染のために、喧嘩に明け暮れるヤンキー、やおきんが手を出したのは、大喜利の世界だった。大切な人を笑わせるために、惨めにもがき続ける男の姿は、かっこいい。個人的に生大喜利をやる機会に恵まれている身としては、この漫画に書いてある大喜利の技術をぜひとも活かしていきたいなと思う。笑われようが笑わせようが、相手を笑わせたことには変わりない……という理念は、胸に刻みつけておきたいですね。空気次第でどんなボケも爆発する可能性を秘めているということや、みんなで楽しんでいるオフ会のシーンは印象的。
読了日:12月22日 著者:長田悠幸
聲の形(3) (講談社コミックス)聲の形(3) (講談社コミックス)感想
俺が、西宮から奪ってしまった小学生時代を取り戻すためには、何ができるのか……? 再び硝子を取り巻く環境に、少しずつ変化が起ころうとしている。小学校時代に味方、あるいは敵として彼女の近くにいた佐原、植野、川井らが物語へと合流を果たす。植野の言動はただひたすらに一方的かつ暴力的だが、それもこれも不器用さや、内に秘めたる想いのせいなのだと考えると……ううん、硝子の障害を通り越して、ただ単純に『合わない二人』なのだろうなと思う。硝子に障害があったから、より話がこじれたという、それだけの話。
読了日:12月21日 著者:大今良時
聲の形(2) (講談社コミックス)聲の形(2) (講談社コミックス)感想
かつていじめていた女の子と、向き合う第2巻。どれだけ本人が反省していたって、それでものしかかってくる、いじめていた過去の存在は重たい。 2巻からは更生した主人公が様々な成長を見せる中での名シーンが非常に多いです。石田視点におけるキャラクターのバッテン描写はこの作品の肝となる部分でもあるが、私はこの描写が大好きです。特に初めて彼が心を許すこととなる永束くんのシーンは、非常に心に残る。 そしてこれ! これである!「死ぬのやめるって言わなきゃコレ燃やすわよ!」「死ぬために稼いだお金なんて使いたくないもの」。
読了日:12月21日 著者:大今良時
聲の形(1) (講談社コミックス)聲の形(1) (講談社コミックス)感想
書店で広告を見て、何となく心惹かれた。Wikipediaで「全日本ろうあ連盟から『何も変えずそのまま載せてください』と評価を受けた」ということを知り、1巻から7巻まで大人買いしてしまった。そして2日で全部読んだ。1巻では耳の聴こえない少女・西宮硝子との出会いと確執、そして別れ……再会と、物語の根底となるべき小学生時代を描く。小学生なんてこのくらいの精神レベルだろう、と思いながらもやはり虐めのシーンを見ると心がキュッと縮こまる。さて、過去と向き合う、第2巻へ。……先生は、あれじゃあ駄目でしょう。 8/10点
読了日:12月20日 著者:大今良時
坂本ですが? 3 (ビームコミックス)坂本ですが? 3 (ビームコミックス)感想
クールでイケてる高校生坂本は今日もクールでイケてる。今回は単行本の半分を文化祭エピソードとしており、その背景には8823先輩ですら恐る男、深瀬さんの怪しい影がちらつく。本格的な衝突は次巻以降に持ち越されるようではあるが、一瞬とはいえ坂本を追い詰めかけたその恐るべき深瀬さんの手腕には恐ろしさを覚える。個人的に気に入ったのは、体育祭エピソードでの瀬良くん。あまりにも不器用だけれど、こういうバカこそが真に世界とか身近な女の子を救ってるんじゃないかなって。 8/10点
読了日:12月20日 著者:佐野菜見
クトゥルフ神話TRPGリプレイ るるいえあんてぃーく (ログインテーブルトークRPGシリーズ)クトゥルフ神話TRPGリプレイ るるいえあんてぃーく (ログインテーブルトークRPGシリーズ)感想
狂気に満ちた世界観により構成されるクトゥルフ神話TRPGのリプレイ。るるいえ堂という骨董店に集まる探索者4名による、SAN値がガリガリ減っていく冒険譚。同じ探索者で様々なシナリオをこなしていくというのは、TRPG好きとしてかなりうらやましいというか、やってみてえ、という気にさせられる。普段あまりTRPGをする機会が無いだけに、こうしてリプレイを読むだけでも非常にワクワクできる。SAN値現象のシーンが非常に多いため、クトゥルフ神話TRPG『らしさ』が堪能できるリプレイだったと思います。
読了日:12月20日 著者:内山靖二郎
人面瘡 (角川文庫―金田一耕助ファイル)人面瘡 (角川文庫―金田一耕助ファイル)感想
金田一耕助の事件簿。表題作を含め、短編五編を収録している。内三作品は、死体と寝るお話であった。……おお、もう……。 その脅威の死体と寝る率からも分かるようにどれも狂気に満ち満ちた凶悪な殺人事件ばかりで、読んでいると気が滅入ってくる。表題作「人面瘡」に関しては、かなり衝撃を受ける真相が物語が進むに連れて次々と明かされていき、とてもおもしろいと感じた。オカルトと科学が納得できうる形で融合されており、また純粋にミステリ仕立ての部分だけを考えても「成る程!」と唸らされる出来映えであった。7/10点
読了日:12月20日 著者:横溝正史
フルメタル・パニック!  アナザー4 (富士見ファンタジア文庫)フルメタル・パニック! アナザー4 (富士見ファンタジア文庫)感想
この巻は前半と後半とでエピソードの仕上がり具合がガラっと変わっている。前半は達哉たちが崩壊寸前の小国家でのクーデターに巻き込まれてしまう。達哉が本格的に戦争の世界に身を投じてきているように感じられて、いつかこれを普通のことに感じるようになってしまったら……という彼の焦燥感が伝わってくる。後半は家出したクララを迎えに一路テキサスへ。現地での地上げ屋との抗争はあるものの、アナザーでは初登場となるクルツのぼんくらっぷりを交えていたりとこちらは同じドンパチでもコミカルで、賀東さん時代の短編集に相当しそうな仕上がり
読了日:12月7日 著者:大黒尚人
おしえて!  ギャル子ちゃん 1 (MFコミックス)おしえて! ギャル子ちゃん 1 (MFコミックス)感想
タイプが違うはずなのになぜか仲が良い、ギャル子、オタ子、お嬢の3人娘による、ちょっと下ネタ多めの日常。主人公のギャル子は、ギャルなのに下ネタが苦手で、いつもオタ子にからかわれています。根はとってもいい子で、見ていて和む可愛いキャラクターでした。万能戦士なのに人よりちょっとずれているお嬢も、その世間知らずっぷりがとても可愛かったです。キャラクターの個性が非常に際立っていて、下ネタ多めなのは好き嫌い分かれるでしょうが、読んでいて楽しい作品に仕上がっていました。 7/10点
読了日:12月7日 著者:鈴木健也
Arknoah 1 僕のつくった怪物Arknoah 1 僕のつくった怪物感想
人は死んでも死なず、世界は様々な部屋で出来ている。そんな不思議な世界へと迷い込んでしまった兄弟の冒険譚。まずこの作品は、主人公達の迷い込んでしまった『アークノア』の世界観がおもしろい。世界の描写を読んでいるだけで楽しいと思える作品というのは、なかなか無いでしょう。そしてその上で、彼らが元の世界に戻る為に身を投じた『怪物を倒す』という冒険にも、非常に興奮を覚えました。怪物を倒す為にはざまざまな苦難が立ちはだかり、作戦決行時にもイレギュラーな事態が巻き起こる。
読了日:12月7日 著者:乙一
漱石とはずがたり 2 (MFコミックス フラッパーシリーズ)漱石とはずがたり 2 (MFコミックス フラッパーシリーズ)感想
夏目漱石大好き作者さんによる、夏目漱石愛に溢れたコミックエッセイ。これだけいろいろな視点から様々なネタを盛り込んでいるのだからもうちょっと見られそうな気もするのだけれど、とりあえずこの巻でこのシリーズは終了の模様です。こうして読んでいると文豪の方々は作品そのものだけでなく、その人物にも十二分に魅力があるのだと改めて感じられる所存。メリーゴーラウンドに夏目先生を乗せようと画策するメンバー達と、作戦通り乗せられてしまう夏目先生とか……いい年した地位もある大人の男達が、かわいいことしてんなと思いました。7/10
読了日:12月7日 著者:香日ゆら
マンガで分かる心療内科  アドラー心理学編 (ヤングキング・コミックス)マンガで分かる心療内科 アドラー心理学編 (ヤングキング・コミックス)感想
『マンガで分かる心療内科』のあのいつもの雰囲気で、アドラー心理学について笑いながら学べる1冊。アドラーとはフロイト、ユングに並び称される心理学者で、原因でなく目的を重要視するのが特徴的なかんがえ方。一人に嫌われてもいいから九人にとってためになることをせよ、行動の仕方でいくらでも変われる、今ここを生きることこそが重要、と、ひたすらに前向きな考え方。今は、ふーんそうかと思うくらいでも、いつかひどく人生に疲れた時にふとアドラー心理学について思い返せば、もう一度頑張ろうと思えるかもしれない。そんな心理学でした。
読了日:12月2日 著者:ゆうきゆう
第13保健室 1 (ゲッサン少年サンデーコミックススペシャル)第13保健室 1 (ゲッサン少年サンデーコミックススペシャル)感想
養護教諭となった主人公が超マンモス校に赴任したら、保健室が13個もあった……という設定からしてぶっ飛んだお話。13個もある保健室をどうやって活かしていくのかと思っていたら、『保健室のてっぺんを目指せ!』的なバトル漫画みたいな展開に突入して、こりゃあおもしろくなってきたぞ……とわくわくが止まりません。もちろん養護教諭同士の争いなので実際に肉弾戦のバトルに突入することは無く、日常の中でそれぞれの保健室がしのぎを削っている様子を描いているのがくだらなくも楽しく読める作品でした。
読了日:12月1日 著者:あおやぎ孝夫

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