夜空の日記
『夜空の日記』といっても天体観測をする日記ではありません。 漫画や小説(ラノベ)やアニメについて色々書いたり書かなかったり。
“文学少女”と死にたがりの道化
“文学少女”と死にたがりの道化 “文学少女”と死にたがりの道化
野村 美月 (2006/04/28)
エンターブレイン

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「“文学少女”と死にたがりの道化」を読了しました。
(野村美月   イラスト/竹岡美穂)ファミ通文庫

表紙は、天野遠子先輩。

収録内容は、
プロローグ 自己紹介代わりの回想――元・天才美少女作家です
一章 遠子先輩は、美食家です
二章 この世で一番美味しい物語
三章 第一の手記~片岡愁二の告白
四章 五月の晴れた日、彼は……。
五章 “文学少女”の推理
六章 “文学少女”の主張
エピローグ 新しい物語

恥の多い生涯を送ってきました。
兎にも角にも二年前、謎の覆面天才美少女作家として一世を風靡して生き恥を曝した、今は普通の男子高校生・井上心葉。
二年前の出来事に懲りて、もう物語を書くつもりはなかった――のに、何故か今、文芸部の先輩の、物語を食べちゃうくらい愛している天野遠子先輩のおやつとして、三題噺を書いている。
そしてそんなある日に文芸部に持ち寄られたのは、弓道部に所属する愁二先輩へのラブレターの代筆の依頼。
遠子先輩にやるように言われ、書いたこともないラブレターの代筆に挑む心葉。
そんなこんなで毎日ラブレターの代筆をしていると、心葉はその愁二先輩という存在に疑問を感じることとなり、更に太宰治の名作「人間失格」も絡んで来て……。

そんな感じの物語。

ほのぼのとした雰囲気で、時にシリアス、時にコメディ、時にミステリーで、とても面白かったです。
イラストも綺麗だし、キャラも一人一人が個性的。(OBはアレだけど)
好きなシーンは、一章の追記です。
読んでなくても理解できますが、太宰治の『人間失格』を読んでいると、より楽しめるかもしれない。
この作品を読んだあと、無性に太宰が読みたくなる。

桜桃・人間失格 (1985年) / 太宰 治
人間失格 / 太宰 治
走れメロス / 太宰 治
太宰治との愛と死のノート―雨の玉川心中とその真実 / 山崎 富栄

「どうかあたしの恋を叶えてください!」何故か文芸部に持ち込まれた依頼。それは、単なる恋文の代筆のはずだったが……。物語を食べちゃうくらい深く愛している“文学少女”天野遠子と、平穏と平凡を愛する、今はただの男子高校生、井上心葉。ふたりの前に紡ぎ出されたのは、人間の心が分からない、孤独な“お化け”の嘆きと絶望の物語だった――!
野村美月が贈る新味、口溶け軽めでちょっぴりビターな、ミステリアス学園コメディ、開幕!!

(“文学少女” 裏表紙より)
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